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映画が大好きで邦画を中心に観ているたけぉです。
出典:MIHOシネマ
さて今回は、中島みゆきさんの名曲をモチーフに運命に引き裂かれた二人が再び巡り合う物語。
「糸」をご紹介させて頂きます。
この記事を読んで、少しでも興味をもってもらえたら嬉しい限りです。
コンテンツ
作品情報の紹介
シンガーソングライター中島みゆきさんの35枚目のシングル「糸」をモチーフに2020年8月21日に劇場公開された。
「糸」はJASRAC発表の「カラオケ分配額ランキング」で2016・17・18年と3年連続1位を記録している。
監督は「楽園」や「友罪」の瀬々敬久。
脚本は「永遠の0」「空飛ぶタイヤ」の林民夫。
公開初日の8月21日に舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、全国111の劇場に生中継された。
出典:映画.com
出演者の紹介
高橋漣:菅田将暉(少年期:南出凌嘉)
北海道で生まれ育ち。13歳の時に葵と
運命的な出会いをするが別離。
葵を守れなかったことが古傷になっている。
園田葵:小松菜奈(少女期:植原星空)
北海道の美瑛で育ち、13歳の時に漣と
運命的な出会いをするが別離。
自分の力だけで生きていこうと決め
キャバクラで働いて、東京・沖縄
を経て、シンガポールで起業している。
高木玲子:山本美月
葵のキャバクラでの同僚であり親友。
シンガポールで葵と一緒に事業を始める。
冴島亮太:高杉真宙
葵と玲子と一緒にシンガポールで事業を始める。
運転手兼事務として二人を助けている。
葵に好意を持っている。
出典:映画.com
竹原直樹:成田凌
漣の幼なじみで親友。
幼馴染の弓を追って東京に出て
建設会社に勤務し、結婚するが
一年で破綻し、同僚だった利子と再婚する。
後藤弓:馬場ふみか
直樹の最初の妻で、葵の幼馴染。
竹原と付き合ったり、別れたりを繰り返し
一度は結婚するが、他の男に走ってしまう。
水島大介:斎藤工
ファンドマネージャー。
キャバクラで働いていた葵と出会い
大学に行くためのお金を援助する。
高級マンションで同棲していたが
リーマンショックで経営破綻する。
桐野香:榮倉奈々
漣が働くチーズ工房の先輩。
明るい性格で漣と結婚することになる。
キャビンアテンダントになるのが夢だった。
佐々木:片寄涼太
水島の部下。クールなエリート。
リーマンショックで姿を消した水島を
さがして葵に連絡してくる。
山田利子:二階堂ふみ
直樹の2番目の妻。
直樹の会社の事務をしている。
堅実でよく気が利く。直樹の性格に
惹かれて結婚する。
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富田幸太郎:松重豊
漣のチーズ作りの師匠。
漣が作ったチーズで世界に挑戦する姿を
陰ながら応援している。
村田節子:倍賞美津子
「子ども食堂」の女主人。
子供の頃、葵が漣にお弁当を作った際に
料理の仕方を教えていた。
桐野昭三:永島敏行
香の父。
桐野春子:田中美佐子
香の母。
矢野清:竹原ピストル
葵の伯父。
園田真由美:山口紗弥加
葵の母。
恋人を次々と替えては連れ込んでいる。
高橋結:稲垣来泉
漣と香の娘。
香から「泣いている人がいたら抱きしめてあげて」
という言葉をしっかりと受け継いでいる。
出典:映画.com
あらすじ
平成元年生まれの高橋連と園田葵。
北海道で育った二人は13歳の時に美瑛の花火大会で運命的な出会いをする。
そこから二人はお互い、初めての恋に落ちる。
お弁当を作ってきてくれた葵に告白する漣。
しかし、翌日に葵はいなくなっていた。
養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出していたのだ。
真相を知った漣は必死で葵を探し出し、駆け落ちを決行する。
しかし幼い二人の逃避行は警察に止められ、成す術もなく保護されてしまう。
その後、葵は母親に連れられ北海道を出て行ってしまう。
漣は葵を見送ることもできずに、無力な自分を嘆いてしまう。
それから8年後。
地元のチーズ工場で働いていた漣は、幼馴染の竹原直樹の結婚式に招待され、東京を訪れる。
そこで葵と再会を果たす。
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ずっと想っていた葵に会えた漣だったが、たわいのない話しかできずにいた。
北海道で生きていくことを決めた漣。
世界中を飛び回りたいと話す葵。
二人の道は別々の行き先を示していたのだ。
葵は交際中のファンドマネージャーの水島の車に乗りこみ、それをただただ見送るだけの漣。
再会に期待した自分の失望し北海道へと戻っていく。
チーズ工房では、先輩の桐野香がそんな漣を元気づけようとしていた。
次第に近づいて、やがて結婚をする二人。
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葵は水島と高級マンションでの暮らしを始めるが、リーマンショックで水島の会社が破綻に追い込まれる。
と同時に姿を消してしまう水島。
葵は水島を追いかけて沖縄へたどり着く。
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その頃、漣は香から妊娠を告げられるが同時に、腫瘍が見つかったという事も告げられる。
子供を産んでから、手術をすることになり、無事に長女の結が産まれる。
その後、3年は発病することなく、3人で暮らしていたが再発してしまい、帰らぬ人となってしまう。
葵も水島に「ここは居場所じゃない」と言われ、また姿を消されてしまう。
同僚の玲子からの誘いもあり、シンガポールへ行き、事業を始めることになる。
「AOI&REI」はみるみる成長をしていく。
出典:映画.com
それぞれの道を進んでいる二人が平成最後の年となる2019年。
運命はもう一度だけ二人を引き合わせようとするが…
北海道・東京・沖縄・シンガーポールと決して交わることのない「糸」が数奇な運命に導かれて今、重なり合う。
予告編です↓
たけぉの評価
たけぉの評価としては10点満点で、
8点です。
物語の進み方がダイジェストみたいになっています。
色々な出会い、様々な葛藤が伝わりやすい流れだと思いました。
ラストの盛大な花火のシーンは個人的には不要かな…と思ってしまいました。
出会いが花火大会だからというのはわかるのですがね…
キャストは非常に豪華ですね。
小松菜奈さんの演技はやはり魅了されます。
二階堂ふみさんも少ししか出演されていませんが、震災の感情がとても伝わってきました。
運命で結ばれるということはあるのだと思いました。
しかし、それは自らが手繰り寄せるものであり、待っているだけでは何も生まれないという事。
劇中で「糸」が流れるのですが3回流れたのかな。
ちょっと使い過ぎではないかと感じました。
「縦の糸はあなた 横の糸は私。逢うべき糸に 出逢えることを人は 仕合わせと呼びます」
この詩はとても良かったです。
出典:映画.com
まとめ
私は劇場で3回涙してしまいました。
泣ける映画だとは思います。
漣は小さい頃に守れなかった自分を許せなく、それを引きずったまま大人になる。
そこで出会った人に癒されて結ばれた二人の宝物に後押しされて…
仕事もなかなか華開かない期間が続いて、それでも諦めずに最後は咲かせる。
葵は小さい頃は殻を破れずに流れるままに、生きてきた自分が嫌で大人になり、自分の力だけで生きていこうと決意する。
人を信じては裏切られの繰り返しをする中で最後には本当に信じられるものに…
漣とは対照的に、裕福から落ちていく様がよかった。
運命の赤い糸って言葉がとても良く似合う作品です。
今、何かに挫けそうだったり、躓いている人に、観てもらいたい作品でした。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
これを機に「糸」に興味を持って頂けると嬉しいです。