「泥棒役者」の紹介と感想

こんにちわ。そして、はじめまして。

本日は、当サイトに来ていただき、ありがとうございます。

映画が大好きで、邦画を中心に観ているたけぉです。

さて今回は、足を洗った泥棒がふと忍び込んでしまった屋敷で織りなす痛快コメディ「泥棒役者」をご紹介させて頂きます

この記事を読んで、少しでも興味をもってもらえたら嬉しい限りです。

コンテンツ

泥棒役者ってどんな物語?

2017年10月に劇場公開。脚本・監督は原作者である西田征史。主演は丸山隆平。

元々は舞台で公演されたものを、映画というジャンルで映像化された。

「『泥棒』というネガティブな要素が与えるポジティブな影響」を元に構成を練られている。

カメオ出演されている人もご注目ですよ。

出演者の紹介

大貫はじめ:丸山隆平

主人公。元泥棒の溶接工員。気弱でコミュ障。泥棒業からは足を洗ったが…

前園俊太郎:市村正親

絵本作家。豪邸に住む。童話が書けなくなっている…

奥江里子:石橋杏奈

編集者。過去に作家に対して意見をして失敗した経験を持つ。

轟良介:ユースケ・サンタマリア

前園家に訪れるセールスマン。嘘の過去をセールスに使っている。

畠山則男:宮川大輔

泥棒。はじめの昔の仲間。はじめを脅して2人で豪邸に忍び込む

高梨仁:片桐仁

ユーチューバー。前園家の隣に住むクレーマー

藤岡美沙:高畑充希

はじめの恋人。料理上手で気遣いのできる女性

米村真由美:峯村リエ

編集長。奥の上司。

???:向井理

???:片桐はいり

あらすじの紹介

かつては鍵開けの名人として泥棒家業に手を貸していた主人公、大貫はじめ。

今は工場で真面目に溶接業をして、恋人の美沙とも幸せな同棲生活を送っていた。

そんなある日、昔の泥棒仲間である畠山から、盗みに手を貸さなかったら泥棒の過去を美沙にばらすと脅され、嫌々とある豪邸に忍び込むことになる。

だが、忍び込んだ豪邸で、家主の絵本作家「前園俊太郎」、原稿を取りに来た編集者「奥江里子」、セールスにきた「轟良介」と次々に鉢合わせしてしまう。

前園には「編集者」、奥には「絵本作家」、轟には「家主」として接してしまうからさぁ、大変!

泥棒として捕まりたくないはじめは、一心にそれぞれの人に対してそれぞれの「役」を演じることに。

隣の家のクレーマーユーチューバーの高梨や、編集長の米村も巻き込み、一層カオスな状況になる屋敷内。

果たして、はじめは無事に美沙のところに帰れるのだろうか…

たけぉの評価

たけぉの評価としては5点満点の評価では、

4.5点です。

点数をつけるにあたり、評価した項目は4つです。

【ストーリー】

【演出】

【メッセージ】

【カオス度】です。

【ストーリー】は点です。

この物語の9割は、絵本作家の屋敷内で進められる。

映画には似つかわしくない展開かもしれないが、演劇的な空間演出としてみれば楽しめる作品。

序盤のポイントは、はじめがついた嘘によって使い分けられる「役」がうまくかみ合っている場面が面白い。

全員が絶妙に勘違いして、話が進んでいく様は、このままラストまでいってしまうんではないか?と思わせてくれます。

【演出】は点です。

丸山隆平の演技は良かった。弱弱しい中にも、譲れない部分がある青年をうまく演じていたと思います。

ユースケ・サンタマリアの好演もあり、コメディがよりコメディっぽくなっている。

要所要所で締める市村正親の演技も光っていた。クレーマー演技にはかかせない片桐仁も外せない。

そして、高畑充希。こんな彼女がいたら世界一幸せだろうな。って思うくらい良かった。

【メッセージ】は点です。

屋敷にきた計4人の登場人物。4人全員が人生の第一章で止まっている。

続編を描きたいが、描きたいものが見つからない。

それを童話の続編を4人で力を合わせて描いていくことで、それぞれが見つけ出していく。

うまくまとめられていると思いました。

【カオス度】は点です。

序盤は、色々とかみ合って話が進んでいく。これがもっと色々交錯すればいいなと思ってしまった。

宮川大輔も後半で絡んでくるが、彼の起こす行動で何かかみ合うシーンがあってもいいのかなと。

三谷幸喜監督が好きそうな作風ですね。

まとめ

誰にでも、人生の続編はあり、進んでいる人もいれば、止まっている人もいる。

いろんな過去があり、縛られて生きている人。引きつってでも歩いている人。

私はいま、どうなんだろう。って思わせてくれました。

誰かの為に、強くなれるってことは本当にあって、それが人間の強さなんだと。

人と人の出会いは、本当にわからないものなのだなと思う。

今回も本来なら出会うはずのない4人。でもこの4人がここで出会っていなければそれぞれの人生も前に進まなかった

これから私たちにどんな出会いがあるかわからないけど、その出会いには必ず意味があると信じられるようになった。

一期一会とはよく言ったものだ。

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

これを機に「泥棒役者」に興味を持って頂けると嬉しいです。

続編があるなら描いてみて下さいってお話でした!

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