こんにちわ。そして、はじめまして。
本日は、当サイトに来ていただき、ありがとうございます。
映画が大好きで、邦画を中心に観ているたけぉです。
さて今回は、死んだ人にたった一度逢わせることが出来る能力を持つ男の物語
「ツナグ」をご紹介させて頂きます。
この記事を読んで、少しでも興味をもってもらえたら嬉しい限りです。
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コンテンツ
ツナグってどんな物語?
2012年10月6日に公開された映画。
監督は「ROOKIES -卒業-」「世界の中心で愛を叫ぶ」「想いのこし」の平川雄一朗。
2020年12月には最新作「約束のネバーランド」が控えている注目の監督です。
使者(ツナグ)の役割を引き継いだ青年の葛藤とツナグの仲介を願う3組6人の再会の物語を描くファンタジードラマ。
キャッチコピーは「あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか?」「奇跡は、一度だけ、想いをつなぐ。」
特別試写会では、996人の観客とともに総勢1,001人で映画の成功を願って「思いを“ツナグ”小指チェーン」を実施。
両隣の人と小指をつなぎ1分間願いごとをしながら腕を揺らす「ロンゲスト・ピンキー・スウェア・チェーン」の最多人数記録に挑戦し、ギネス世界記録公式認定員立ち会いのもとギネス記録を達成している。
出典:映画.com
予告動画の紹介
出演者の紹介
渋谷歩美:松坂桃李
物語の主人公。死者との対話を「ツナグ」能力をもつ家系に生まれる。
現在は見習いとしてアイ子の手伝いをしているが、「ツナグ」の仕事に葛藤を覚える。
渋谷アイ子:樹木希林
歩美の祖母。現「ツナグ」。
歩美には言えない秘密を抱えながら、「ツナグ」の大切さや過酷さを伝えていく。
土谷功一:佐藤隆太
歩美に「ツナグ」を依頼するサラリーマン。
7年前に失踪したキラリにどうしても会いたいのだが…
日向キラリ:桐谷美玲
土谷の恋人。7年前に失踪している。
嵐美砂:橋本愛
歩美に「ツナグ」を依頼するクラスメート。
演劇部に所属し、プライドが高い。
主役の座を御園に奪われてしまい…
御園奈津:大野いと
歩美に恋する同級生。
親友の嵐と同じ演劇部に所属し、ダメ元で主役のオーディションに臨む。
そして、主役を勝ち取ってしまい、嵐とギクシャクしてしまう。
畠田靖彦:遠藤憲一
歩美に「ツナグ」を依頼する作業員。
母の他界で息子とうまくいかなくなってしまっている。
渋谷亮介:別所哲也
歩美の父親。前「ツナグ」
香澄と心中してしまっているが…
渋谷香澄:本上まなみ
歩美の母親。
御園奈々美:浅田美代子
奈津の母親。奈津が主役オーディションを受けるにあたり、何やら関係がありそうな…
畠田ツル:八千草薫
靖彦の母親。癌で他界しており、靖彦の願いにより、「ツナグ」を介して現世に…
秋山定之:仲代達矢
アイ子の兄で歩美の叔父。
あらすじの紹介
たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい…
そんな都市伝説にも近い話だが、それでも会いたい人がいる。
半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れたのはごく普通の高校生、歩美だった。
横柄な態度で癌で亡くなった母親・ツルに会うことを望む中年男性・畠田。
ケンカ別れしたまま自転車事故に遭ってしまった親友・御園にどうしても聞きたいことがある女子高生・嵐。
プロポーズ直前に突然失踪してしまった恋人・キラリを信じ続けて待っているサラリーマン・土谷。
歩美は「ツナグ」の見習いで、祖母の手伝いをしていた。
様々な人たちの「ツナグ」を近くで見ていくにつれて様々な疑問を抱くようになる。
死者との再会を望むなんて、生者の傲慢なのではないか。
「ツナグ」の仕事は果たして間違えていないのだろうか…と。
出典:映画.com
たけぉの評価
たけぉの評価としては10点満点で、
8点です。
「想いのこし」も良かったですが、この作品も素晴らしかったです。
3人の中で一番キーとなる土谷の「ツナグ」は冒頭から色々な土谷の思いや葛藤が表現されており、終盤に至るまでに高めてくれます。
それぞれの登場人物の心の葛藤が上手く表現されており、感情移入しすぎてしまいました。
当時は若手の部類に入る役者さんを多数起用されているので、演技面においてはやや厳しい点があるかと思います。
しかし、故樹木希林さんをはじめ、遠藤憲一さんや佐藤隆太さんなどが脇を固めており、全体的に素晴らしい仕上がりでした。
特に、故樹木希林さんは感嘆の演技でした。
「あなたはいま、会いたい人はいますか?」
全ての人に届けたいメッセージだと思いました。会いたくても会えない人が世の中にはたくさんいます。
いま、自分の周りにいる人をもう一度よく考えてみてほしいです。
「ツナグ」の3人はそれぞれ違う会い方をするところがよかった。
それによって歩美の心が揺さぶられるようになる。
3人の「ツナグ」が歩美の未来を「ツナグ」物語です。
作品を観終わったら必ずあなたはこう思います。
「私はいま、誰に会いたいのだろう」と。
そこで浮かんだ人が生きている人なら大切にしてほしいし、亡くなられている方なら忘れないでほしい。
死者との対話をこんなにも温かく描いている作品はそうないと思います。
「世界の中心で愛を叫ぶ」から平川監督のファンになりました。とても、心に響く作品を作られる方ですね。
松坂桃李さんの素朴な演技もよく、その反面に土谷さんにぶつかっていくシーンはグッときました。
会わないときっと後悔する。やらなくて後悔するなら、やって後悔したほうがいい。
この言葉がとても良かった。
嵐が親友の事故死を自分のせいだと思い、「ツナグ」で再会するも、自分の意志の弱さが出てしまい心が壊れてしまう場面があります。
しかし、ラストには「会ったことは後悔してないよ」と歩美に伝えます。
歩美もまた「ツナグ」で死者と会わせることが正しいのか迷っていたけど、これでふっきれたんだと思う。
改めて映画っていいな。と思わせてくれました。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
これを機に「ツナグ」に興味を持って頂けると嬉しいです。